☆☆☆
平日という事で商店街には人が少なく、閑散としていた。
いつも流れているBGMも、寂しい雰囲気を加速させているように感じる。
2人で足早に立ち並ぶ店を通り過ぎ、パン屋の横の路地へと入る。
「あ、開いてる!!」
路地へ入った瞬間、実紗がそう言った。
見てみると【ドールハウス】の看板がちゃんとそこに出ていたのだ。
あたしと実紗は顔を見合わせ、小走りにお店へ向かう。
お店は初めて来た時と同じようにオープンの文字が掲げられていた。
あたしたちは躊躇することなくそのドアを開け、「すみません!」と、大きな声をあげた。
少し待っているとスタッフルームからごそごそと物音が聞こえて来て、藤井さんが顔をのぞかせた。
「あら、あなたたちどうしたの?」
「藤井さん、見てくださいこれを」
平日という事で商店街には人が少なく、閑散としていた。
いつも流れているBGMも、寂しい雰囲気を加速させているように感じる。
2人で足早に立ち並ぶ店を通り過ぎ、パン屋の横の路地へと入る。
「あ、開いてる!!」
路地へ入った瞬間、実紗がそう言った。
見てみると【ドールハウス】の看板がちゃんとそこに出ていたのだ。
あたしと実紗は顔を見合わせ、小走りにお店へ向かう。
お店は初めて来た時と同じようにオープンの文字が掲げられていた。
あたしたちは躊躇することなくそのドアを開け、「すみません!」と、大きな声をあげた。
少し待っているとスタッフルームからごそごそと物音が聞こえて来て、藤井さんが顔をのぞかせた。
「あら、あなたたちどうしたの?」
「藤井さん、見てくださいこれを」