その間
海斗くんは
黙って
そばにいた

泣き止んだ私をみて

「久しぶりに
会ったのに
りりあ
変わってないなー
中学の頃から
泣き虫だったしな」


私は
海斗くんを
睨みつけた


「なんだよ
どうかしたか?」


心配そうにいった


「何でもない」

私は
怒りながら
起き上がった


「おいっ
そんなに
いきなり
起きて
大丈夫か?」

「大丈夫
わたし戻る」

そう言って
体育館へと
戻った