「…俺
明日
帰るからさ…
声聞くだけに
しようと
思ってたけど
少し会えない?」


「今から?」


「うん
近くまで
くるから
会えない?」


「…わかった」


篤くん
ごめんね


時刻は
20時を
過ぎた頃

私は
清水くんに
会いたくて…


会いたくて…


夢中で家を
とびだした


お母さんと
お父さんは
爆睡中で
すぐに
出ることが
出来た


清水くんは
駅から近い
ホテルに
泊まってる
らしいの


わかりやすい
駅で
待ち合わせして
夜道を急いだ


普段は
この道は
こわいはずなのに
不思議と
そんなこと
忘れてた