「大丈夫?」

篤くんが
いつもの様に
私の肩に
手をまわしてきた


「だっ
大丈夫だよ」


はっ


気付いたときには
明らかに
篤くんから
逃げてる
自分がいたの


無意識に
篤くんを
避けてしまった

「ごめんっ」


篤くんが
すごく
驚いてる


「あっ
ううん
私の方こそ
ごめん
ほんと
大丈夫だよ」


無理に
笑顔をつくった…


「そっかぁ…
じゃあ
帰ろうかっ」


「うんっ」


私は
なんてことを…

きっと
篤くん
傷付いてるよね


帰りの
道のりは…

私のせいで
気まずい
空気が
ながれてる


会話も
いつもと違って
ぎこちない…