階段を
下りてすぐ
下駄箱の端に
結花が
つまんなそうに
座ってるのが
みえた


ドキンッ

結花を
みただけなのに
緊張が
高まった


顔が
ひきつってきた


結花が
私達に気づいて
手を振ってる
私も
ぎこちない笑顔で
手を振った


清水くんも
心なしか
ぎこちない

3人で
いつもの様に
帰ってるけど
こんなに
緊張して
帰るのは
初めてだと思う


私も
清水くんも
なかなか
言い出せないでいる


私が
あまりにも
元気がないから
結花に
変に
思われたみたい

「りりあ
どうしたの?」


「えっ
あっあの」

私の反応は
明らかに
おかしい