「それは
ありえないよ
だって
ブスじゃん
無理だって」


ブスッ?

ブスだったの


「私
ブスは無理って
言われたんだよね」


ポロッ

涙が
勝手に
流れ落ちる


それをみた
結花が
私の肩を
抱いてくれた


カダッ

海斗くん達が
席を
立つ音がした


私は
結花のことをおいて
すごい速さで
走って
家に帰ったの


そのまま
部屋に
閉じこもって
すごく泣いた


一生分
泣いたんじゃ
ないかって
いうくらい


涙が
とめどなく
溢れてきて
とまらなかった



私の
ケータイが
なってる

きっと
結花に
ちがいないけど

今は誰とも
話したくない