「暇すぎね?」




この場にいる奴に聞こえるように大きめの声で言った…つもりなんだが



「誰か反応しろよ!」



「煩いよウザし~」



はっきり聞こえたその悪口は完璧自分に言ったものだ



どうしてコイツしか反応してくれないのか…



なんでよりによって…




「ウザしが独りで芸でもやってれば?面白いかもよー」



「お前がバカにしてくんのが目に見えてんだよ」



「えーしないよ~」と否定したソイツ“作楽"はニヤニヤしながら隣にあるパソコンを覗いていた



〈コイツのは絡まない方がいい〉と改めて感じた




「英匙ーなんかねーの?」



「俺に聞くことから間違ってる気がするんだけど」