昼休みもまたオサムが、騒ぎ立てていた

が、俺とカオルは話に夢中になっていた

為に相手には、しないようしていた。

それでも割り込んでくるのが、オサムで

あるが……



「なぁなぁ! 聞けよ! ヒデ!」



「うっさいなぁ。マキちゃんと話せよ、

お前はさぁ。

今俺は、カオルと話してるだろ?」



俺がそう話すとオサムは、いじけたよう

な顔をし、マキと話し出していたのだ。



これで少し静かな昼休みになると思った

が、それは実現しなかった。



隣ではまた騒ぐオサムがいるのだ。



「オサム……やっぱり四人で話そうか……

カオルとの会話が、お前の声で聞こえな

くなるからさ……」



俺たち四人は、結局いつものように四人

で、たわいもない話をすることになって

いる。



そう……そのはずだったんだ……