「あぁ、どうしよう。」


「よろしければ、私がお伝えしましょうか?」


「えっ?」


「私がお伝えすれば、お嬢様がお悩みにならなくて済みます。」


「そうだけど……、大丈夫。
私が自分で言うよ。」


「分かりました。

それでは、私は仕事に戻りますね。
失礼します。」


「ありがとう。」


私がそういうと、廉登は部屋を出ていった。