「俺、麻里ちゃんの事好きやぁー!!」








周りには人がたくさんおるのに、そんなんお構いなしにそう叫んでしまった。




前からそう思っとったけど、今日あらためて再確認。

もう自分の気持ちが抑えられへん。








って言っても



麻里ちゃんには

俺の声は届くはずもないねんな。





そう思って帰ろうとした








そん時やった…






何を思ったか突然麻里ちゃんが階段で立ち止まって、振り返って俺に手を振っとる。




まるで


俺の声が聞こえたみたいにー…