何とか麻里ちゃんもオッケーしてくれて、一緒に駅まで歩いていくことになった。
その後の授業なんてどうでもええ…。
もぉー全く頭に入らん…。
俺の頭ん中、もう麻里ちゃんと帰ることでいっぱいやし。
駅まではたった15分ぐらいやけど、これは今までの2人の距離がぐっと縮まる
……はず。
今度の今度の今度こそ
男ならバッチリ決めなあかん!!
「さよーならっ」
帰りの挨拶が終わると、麻里ちゃんがチョコチョコっと俺の席まで近寄ってきた。
《帰ろっか?》
麻里ちゃんが口パクでそう言ってるのがわかった。
あかん…
ホンマに帰れると思うとメチャクチャ嬉しいし!!