翌日、学校━。




「おう、美月オッハー」


「美月おはよー」




「はいよ、おはよーさん」


俺は周りの挨拶もそこそこに、カバンを放り投げて




すぐに

麻里ちゃんと亜季ちゃんのおる席に駆け寄った。






「あー美月くんおはよう。昨日はナイスシュート(笑)」


亜季ちゃんに合わせて、麻里ちゃんが笑顔で頭を下げる。






「ねっ、チョット見とって?」




俺は


手のひらを前に向けて顔の横に置いた両手を、顔の前で重ね合わせて

向かい合わせた人差し指をお辞儀させた。