そや!!




「ちょっちょっと!亜季ちゃん来て!」



教室の後ろから入ってきた亜季ちゃんを強引にベランダに連れて行った。




工藤亜季【クドウアキ】


麻里ちゃんの友達。

小学校からずっと一緒らしくて、手話も使える。

2人はいつも一緒やし。






「もう!!ビックリしたな…」



「亜季ちゃんあのさ…麻里ちゃんとどうしたらコミュニケーションとれるんかな?」



「えー…別に普通に話しかければいいんじゃない?」



「いや…普通にできんから聞いてるんやけど…

話しかけても、手話できんからきっと続かんし。」



「うーん…じゃあなんか趣味とか特技とか…」