「ひなこー!ひなこ!」
ん〜‥‥。
「ひなこってば!」
パチッ
「うわぁっ」
私の目の前には覗き込む安藤さんがいた。
「びっくりした!私いつの間に寝てて、、。」
「はははっ!洗ってすぐ寝てたわよ!」
「そーなん?!安藤さんが洗うの上手いからだ、、、。」
「ははっ普段の疲れがたまってたんじゃない?」
「ふふっそーかも!」
そう会話を進めながらカットする所へ移動した。
「陽菜子学校どう?」
「んー、、。まぁまぁかな?」
「まぁまぁなの?」
「うん。ちょっとね」
「そっかー‥なんかあったらいつでも相談しなよ?」
「うん!ありがとう!」
「そーいえば、ダテ眼鏡は?」
「潰れちゃって、、、。」
「そーなの!よく眼鏡せずにここまでこれたね?」
「タクシーのってきたの!」
「そーなの!けど事務所までそれで行くの大変だよね、、、。
松葉さーん!ちょっとダテ眼鏡買ってきて!」
「はい!わかりました!」
「えっそんなのいいのに!」
「いいのいいの!いつも陽菜子の演技とかいろいろなことに元気もらってるからさ!」
「ありがとう!助かる!嬉しい!」
私は思わずその言葉に涙が出そうになった。
会話を進めているうちにカットが終わっていた。