キーンコーン カーンコーン





ガラッ



担任の佐々木先生が教室に入って来た。



朝のホームルームの始まりだ。







―5分後―


ガラッ


今度は先生ではなく、


一人の男子生徒が

ドアを開けた。







「――並木!!
やっと来たか。
体調は大丈夫か??」



佐々木先生が男子生徒に喋りかけた。



どうやらこの人物が
並木 啓らしい――。










「ちゅぃ―――ッス!!

せんせ〜おはよ♪
心配かけてゴメンネ☆

もう元気100倍だから((笑」







「そうか。
なら良かった。
すぐに席につけ」







並木という男は


華奈の隣の席に着いた。



「お! 新井さんじゃん!!

隣の席なんだ〜
よろしくね。」



並木は華奈に話かけた。







「よ、よろしくね;」

華奈は並木のハイテンションな性格に


少し戸惑ってしまった。