「―――…わかった。」









並木は近くにあったシーツを華奈に掛け、

雷の光が見えないようにカーテンが付いてるベッドに華奈を運んだ。






並木は華奈の耳を塞ぐようにして抱き締めた。



「…なッ」
華奈は驚いた。


今まで生きてきて、


父親以外の男に抱き締められたことなんてなかったからだ。










本当は今すぐ離してほしい…
ゴロゴロッ

でも今の華奈は並木より雷の方が遥かに恐かった。。。





華奈は仕方なく並木にしがみついた。



ゴロゴロゴロッ
ドガーン





「キャーッ!!」





華奈がどれだけ大声でわめいても、

並木は文句一つ言わず、
華奈の側に居てくれた。






華奈は、そんな並木に対し




不覚にも一瞬ドキッとしてしまっていた。。。