「――バッ、バカってなによ!!
そこまで言うことな………」
華奈は話を途中で途切り、
耳を塞ぎだした…。
「どうしたんだ??」
並木が不思議そうに聞く。
「――――……なり…」
「――は?」
「――かみなり!!!!」
ゴロゴロゴロッ
ドガーン
華奈の声と同時に雷が鳴る。
「さっきまで、
すっごい晴れてたのに、、、」
そう言いながら並木は華奈を見る。
華奈は身体を丸めて震えていた…。
「あっ……あたし、、
かみなり大っ嫌いなの…………
――…お願い…
今だけは掴まっていさせて…。
一人じゃ、、、
心細いの………。。」
華奈は涙目になりながら言った。