「ぷふっ・・。」

はるがいきなり笑いだした。

「何かおかしい?」

「ううん、理由とすれば私って岬境くんに引っ張ってもらいすぎだなって。
体育祭のときも・・。」

「あっ、あの時は弥月の顔が浮かんで・・。」

「嬉しい限りです。」

2人が、人混みの中をかき分けている際に、バンっ!

1発目の花火が上がった。