「あっ、岬境く~ん。」
「ごめん、1人で歩いてて。」
「ううん、私の方こそ・・。」
いや、弥月は悪くないのだ。
なぜかと言うと、俺が頭の中でいろいろ考え込んでて、無我夢中になってしまっていたからだ。
そう、昔からの悪い癖。ついつい自分の考えが広がると、周りのことが見えなくなってしまう。
今の歳でも、よく母親から
『自分の世界を広げるんじゃないの!』
と説教されるのです。
だから決して、弥月は悪くないのです。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…