「大変だな、夢見る男の子は。」

「大人気ですよ、あなたの姫君は。」

「おっ、お前ら!」

背後から、宮崎と神谷が耳元で呟いた。

「誰が、あなたの姫君だよ!別に俺はそn・・」

「岬境くん、おはよう!」

言い訳をしようとした言葉を阻まれたのは、クラスのドアの前に弥月を含めて、
3人の女子がいた。