『ありがとう、岬境くん。』

あの笑顔はずるい・・・。

最近、弥月を見ると無性に緊張してしまう。

ふと思ってしまうのだ・・恋かと。

いやいやいや!!

そんなわけはあるまい!!

・・・でも、あんな恥ずかしいことをやったのに後悔していない自分が誇りに思ってしまう、高校2年生の岬境春であった。