春side

「春、お前勇気あるな。俺はこの状況になりたくないけど・・。」

「まさか、岬境くんが学年の美女を借りてくなんて、他の奴らの目を見てみろ。
敵が多くなったな。」

人が一生懸命競技を終えたのに、笑いながらこんなことしか言えないのか。
少しぐらいフォローぐらいしろよ、能無しめ!

と、心の中で怒りを殺した。