教室に着いても、息苦しいには変わりはない。

「全校生徒の男子を敵に回したな。」

「そんな、大げさだって・・。昨日、少し喋っただけだよ。」

黒いオーラを出している神也も妬ましい目で、俺を見てくる。

「そんなに良いか?あの女。」

「お前に分かるまい、男のロマンを持っていないお前に!」

やはり、熱く語る神也に興味がない宮崎。

「あの癒される顔に、スラッとしたスタイル、まさに男が求める完璧女子だ!」

教室が静まり返った。

神也、お前が女子全員を敵に回したな・・。