階段を下りて下駄箱に向かうと、宮崎と神也がいた。

「携帯は見つかった?」

「うん、彼女が拾ってくれた。」

「彼女?」

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家に帰っても、お風呂に入っても、寝る時も、そして朝になっても、弥月はるという人物を忘すれることはなかった。

今日も会えるかなぁ・・。

これは恋愛感情ではない。

たぶん、宮崎から聞いたことと重ね合わせているから、気にしてしまうんだと思う。