宮崎先輩は深呼吸して、口を開いた。

「……先輩方、今までありがとうございました!」

みんなも続いた。

「ありがとうございましたっ!!」

三年生は、みんな照れたような笑いを浮かべていた。

茉莉花先輩は、笑いながら泣いていた。

「今日でおしまい、なんて……ほんと、嘘みたい。すっごく、楽しかった……」

桐谷先輩は眉ひとつ動かさず、そんな茉莉花先輩を眺めていた。