「おはよ〜!」
あの人への想いを胸に、今日も1日元気にスタートする
今日の授業は憂鬱だ
美術がある… 私は美術が嫌いなのだ
机の上に顔を横にしながら作業してると本当に寝てしまった
…またあの人がでてきた。夢の中で
放課後、一緒に手を繋ぎながら歩いている
"幸せだな〜"
そう思いながらその日学校であったことを楽しそうに話す。おかしくて爆笑する
あ〜幸せだな…
"トントン…起きろ、おい"
…ん?……あ!!
「すいません、先生!」
「気をつけろ〜、それよりどうした?いい夢でもみたのか?すげぇニコニコしてたぞ?」
「いえ、別になんでもありません…」
"やばい、バレてる…"
そうこうしてる内に授業が終わり、学校が終わった
帰りの会が終わって、教室を出ると大抵カズに会う。隣のクラスなのだ
すれ違うだけでも私は幸せを感じてしまう
ドキドキしながら教室をでて、あの人がいるクラスを覗くと掃除をしていた
"かっこいいな〜♡"
と思い見てると、
「もう!やめてよ〜」
ある女子が、あの人に対してボディタッチしながらデレデレしてる
はっきり言ってしまえば嫉妬だ
しかも、その女の子とはとても仲がいい
かなりショックだった
その子にはいろいろ相談もしてたから私がカズを好きな事は知っている
"なんで…?"
今日はいつもよりも空が暗く感じた
そんな暗い空の下、思い悩みながら家へ帰った