廻る、廻れ、運命よ、廻れ。
くるくる、クルクル。
くるクル、クルくる
くる、kuru、クル、kuru
クルくるkurukuru
ク...る.....ku........K...........................
kkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk
深刻なバグが発生しました。
直ちに修復が必要です。
深刻なバグが発生しました。
直ちに修復が必要です。
深刻なバグが発生しました。
直ち、、た、だ....ち...n.i........................
Ⅱ throw one's head back.
急に頭を仰け反らせる。
『あー。やっちゃった。』
暫し虚空を見つめて、私はもう一度パソコンに目を向けた。
『下手を打ったわ。』
ポツリ、そう呟いて、電源をOFFにした。
Ⅰ モノクロ×新品
リリリリ、リリリリ。
デフォルトのままの携帯の着信音を響かせて私は目が覚める。
あれ、寝ちゃってたのか。
思ってても、働かない頭。
そいうと、なんで今、起きたんだっけ、?
...あぁ。
まだ、覚醒しない頭を鬱陶しげに左右にふった所で、携帯の存在を思い出した。
いつの間にか着信音は鳴り止んでいて。寝起きの頭ってすっごく回らないな。
なんて。落胆する。
とりあえず、携帯の電源を入れてみる。
画面上方の時計に出ている時刻は午前7時。
着信履歴は非通知。
だけど、そんなことは気にも留めずにcall back。
今度は私の耳元でメロディが響き渡った。
〈もしもし。〉
いつもは、無視するモーニングコール。
それに、初めて私は折り返し電話をする。
ワンコールで電話に出たのは予想通りの相手。
《久しぶり、黒宮。》
素っ気なさげに言うと、相手の息を呑む気配がした。
〈美魅...!〉
酷い驚きと、戸惑いが伝わってくる。
それもそうだろう。
私は今まで黒宮に電話をかけた事など無かったんだから。
驚き過ぎて二の句を告げることの出来ない(と、思われる)黒宮を無視した私は、
《パソコン》
と、一言だけ告げた。