「ま、遥輝もこう言ってんだし?周りがとやかく言うことじゃねーじゃん?
つーことで、はい、かいさーん。」



大樹が一言でその場をしめると、みんな自分の席につき始めた。



「大樹、ありがと…」



「ん?どーってことねーし。よかったじゃん。」



「うん!」



「可奈子ー!良かったねうまくいって!もしなんか言われたら、すぐ相談してね?」


「さゆちゃん!ありがとう。」



私にはこんな強い味方がたくさんいる。



だから絶対大丈夫って思えた。



「遥輝、はっきり言ってくれてありがと。私嬉しかったよ。」



「ん?ああ。」


遥輝に素直に気持ちを伝えて、私達も自分の席について授業が始まった。