「あっもう無理!疲れたよー!」




「はい、捕まえたー。」




もうクタクタになってしまったので、振り返ると後ろからギュって捕まえれた。




「もう、逃さないから。」



っ…!!


私の心臓壊れそう…



「…うん…絶対離さないでね。」



本当に、ずっと離さないでほしいって、そう心から思った瞬間だった。



私がそう言うと遥輝はニコッと笑って私の手を握る。



「そろそろ、飯でも食うか。」



「そうだね。お腹すいた!」