そんなんって…。あんたの彼女でしょうが!


それに、美咲はあたしの親友だし。



そんなことを思っていると、いつの間にか大輝の後ろに乗っている。




「ちょ…おろしてよ…!」



「落ちるからつかまってろよ!」



そういって大輝はあたしの手を自分の腰にまわした。



「えぇ…大輝手はなしていい…?」




「だめ。お前すぐ落ちるし、昔っからあぶなっかしーんだよな。だからつかまってろっ」




ードキっ…ドキドキ…




ダメ…ドキドキなんかしちゃ…




あたしの顔は真っ赤だ。