「あっ、藍沢さん! もうちょっと早く来てもらわないと!」 「す、すみませんでしたっ!」 ペコッとその場にいる先生に頭をさげる。仕事忘れるなんてありえない! 「大丈夫よ、男子は終わったから…」 苦笑いしながらそう言う先生。 「藍沢さん一人?」 「あ、いえ……千秋くんはまだバスケやってて来れないんです」 「そうなの……一人じゃ大変かもしれないから、担任の先生に手伝ってもらってね。夏川先生よね? 呼んでくるわね」