私は、きょーやについていった。
「真奈、実は俺…」
この空気、この感じ……覚えてる。
自意識過剰かもしれないけど…。
でも、この空気のときは大抵告白をしてくるときの空気。
もし…もしかしてだけど…。
これが、告白だとしたら。
また、あの時みたいになったら……。
「真奈の事が…」
いや…嫌だっ!!
私は咄嗟に耳をふさいでしゃがみこんだ。
「真奈!!?どうした?」
どうしよう…きょーやには悪いけど、この話聞きたくない!
でも、きょーやの想いをちゃんと聞かなきゃ。
「だ、大丈夫」
「そう?じゃあ話の続きなんだけど…」
少し頭をかきながら話始めた。
「俺さ、真奈の事が…好きなんだ、だから付き合って!」
や、やっぱり告白だった…。
でも、逃げちゃダメだ。
ちゃんと向き合って、きょーやだって気持ちを伝えるために、頑張ったんだ。
私も答えを出さないと、