次の日、私自分の家に帰ることにした。
「ついた」
家の前に来て、ドアを開けた。
リビングのドアを開けると、お母さんたちがテレビを見ていた。
「……ただいま」
少し、声が震えてしまった。
「あ、おかえり!てゆうかどこ行ってたのよ!?心配したのよ?」
「…うん、ごめん……心配かけちゃって……」
バタバタバタ……バンッ!
「おい!真奈!前に帰って来るって言ってたのになんで来ねぇんだよ!」
陽が頬を膨らませて怒った。
「ごめんごめん!忘れてたよ……」
「もう!」
もう!とか、陽は女の子かっての!
「真奈お姉ちゃん!!」
美咲-misa-が全速力で走って飛びついた。
「お姉ちゃんどこに行ってたのぉ?美咲心配してたんだよぉ?」
ぷんぷんとでも言いたげな顔をしてきた。
「友達の家に泊まってたの……ごめんね」
「ううん、いいよ!美咲が許してあげる!」
「うん、ありがとう」