「そんなすごいか?」
「うん!だって、超有名なんだよ!!?」
「まあな、……着いたぞ」
約20分でついた。
てか、バイクってほんと怖い……。
初めて乗ったけど、竜也の背中もでかいから前が見えないし……
どこ掴めばいいのかもわかんなかったし……って、こんなこと考えるなんて私、竜也のことす、す、好きみたいじゃんっ!
わぁぁぁぁぁ!!!!と、頭をぶんぶんと振っていると、
「真奈……とうとうおかしくなったか?」
と、聞きながらふっと鼻で笑われた。
くっ……鼻で笑いやがった!
むうぅ……と頬を膨らませた。
部屋に戻って携帯を充電器に刺すと、メールが2件入っていた。
1件はれみからだった。
『今日超楽しかったねっ♡また行こっ!!!』と、書いてあった。
『だねっ!また行こぉ!』と返信しといた。
もう1件は親からだった。
げっ……まだ家に帰ってなかったな……忘れてた。
『今どこにいるの?このメールを見たのなら1度家に帰って来てね』
お母さんからのメールを見てる限りあまり怒っていない気がした。
『わかった、明日行くね』
と、返信をした。