「うん……でも、昨日ね?私、竜也の家で過ごしてたんだ……」


「え…!?竜也ってあの……!!?」


「うん」


陽の顔色がどんどん青白くなっていくのがわかった。


「お、お前!!!何もされなかったか!?」


陽は、私の両肩を持って揺さぶりながら訪ねた。


「うん、何もされてないよ」


「そっか、ならよかった」


ふぅ…と胸を撫で下ろしながら言った。


「まぁ、とりあえず今日はちゃんと家に帰るんだぞ!いいなっ」


「うん、わかったって」


♪~♪♪~♪


その時、私のケータイが鳴った。


「竜也からだ」


『今から校舎裏来れるか?』


「は!?何て書いてあった?」


「今から校舎裏に来いだってさ」


「行くのか?」


「うん」


『わかった』


よし、返信もできたし行ってこよ。