いつもはおっとりしていて、怒鳴ることもそんな言葉を使うこともなかった真なのに。


その時は違っていた。


今までに見たこともないような真剣な眼で男子を睨みつけて、私を守ってくれた。


それが、とても嬉しくて。


私は、恋に落ちたのだった。