「今日、もう先約があって。ごめんね」 そっか。 亜美ちゃん行けないのか…。 残念。 「おい、真美は?」 大久保君はそう聞いてくるけど。 私がいなきゃ、二人とも行けないじゃない。 「まっ、行くよなー」 「う、うん」 それから他愛のない話で盛り上がっていると、すぐに着いてしまった。 「それじゃあ。また明日」 「バイバイ」 亜美ちゃんと別れると、三人で“そこ”に上っていった。