「雨ですねぇ」

「ああ。今日は無理だな」

二人は朝食を食べながら、ザーザー雨が降っている窓の外を見つめる。

「茜掘るの楽しみにしてたのになぁ」

「仕方ないな。今日は止みそうにないからら明日晴れたら明日にしよう。」

「こんな雨じゃ、お客さんも来ませんね、きっと。今日暇だな。梅雨が終わって今からが稼ぎ時の季節だと思ってたんですけど」

「へ〜、さすが、がっちり師匠。そんなことまで考えてたんだ」