「コーヒー、美味しかったわよ」 「っ!ありがとうございますっ」 「今度はコーヒー飲みに来るわね」 「はい、お待ちしてますっ」 「佐藤先生を宜しくね」 「はいっ。………へ?」 中里はにっこり笑顔を残してドアを閉めて出ていく。 …私、佐藤先生の助手かと思われたのかなぁ。ま、いっか。コーヒーまた飲みに来てくれるって言ってくれたもんね。