4人とも嬉しそうだな。

喋りながら、4人は荷物を持って立ち上がる。

「今日は本当にお世話になりました、佐藤先生」

「いえ、こちらこそ」

「楽しかったわ」

「また、今度は違う草や木で体験しにきても宜しいかしら?」

「もちろんです。また是非いらして下さい」

「では、失礼しますね。さようなら」

「ありがとうございました」

4人の一番最後から中里がドアを出る前に振り返って智子を見る。