なんか、本当に疲れてるな。

「あら、これって、売ってるの?」

あ、来たっ!

「何?」

「大丈夫。とりあえず私が対応してきますけど、後からさりげなく来て下さいね」

4人は立ち上がって、智子が並べた商品を見ている。

「そうなんですよ。佐藤さんの作品を販売もしてるんです」

「ここのオリジナルなの?」

オリジナル?そぉかぁ、オリジナルの物だと、限定感があって、わざわざここまで来て買って貰えるってことか。

「あ、いえ、これはオリジナルではないんですが、直販なので、少し割安ですね」