俺たちの家の近くの駅から電車に乗って約30分くらいのところにある海。
沖縄とかハワイとかと違って透き通るような青、じゃないけど
この辺では結構キレイな方の海だ
夏は人酔いしてしまうくらい混んでる
「ねぇ、シュウ」
「私、今日のこと絶ッ…『次はー、○○海前ー。お降りの際はお忘れものにご注意ください___』
ハルがなにかをいいかけたタイミングでアナウンスがかかった
どうやら着いたようだ
「あ!着いたね!」
ハルは顔をキラキラさせて言った
「ハル、さっき何言いたかったの?」
「あ、ううん。なんでもない。シュウ、行こ!」
「え、あ、おい!」
ハルは電車が開くと走って階段を降りていった