1日が過ぎるのは早くて、あっという間に放課後になっていた
HRの担任の話を軽く聞き流しながらハルのことを考えた
何故、こんな早い時期に海なんかに行きたいと言ったのだろう。
あの海は結構近いから夏になればいつでも行けるのに
それに、珍しく、いや久々にハルは待ち合わせ時間に遅刻した
最近、遅刻といえば俺のことが多かった
前はハルも結構寝坊とかしてたのに
今日はなにかあっただろうか
「____えー、以上だ。学級委員。」
「起立、令。」
『ありがとうございました!さようなら』
色々と考えてたらHRが終わり、解散していた
時計を見ると
HR開始時刻から結構経っていてうちの担任は長々と話していたことがわかる
廊下などがガヤガヤしている
他のクラスはとっくに終わってたらしい
やばい、と思い窓から外を見ると門のところにハルが立っていた
俺は彼女のもとへ急いだ