夢中で遊んでいると夕日が沈む時間になっていた



「わっ結構濡れたね」


ビュゥー

少し冷たい風が吹いた


「寒っ」




「帰るか」








「_______うん」

少しの間の後、ハルは頷いた

一気にハルのテンションが下がった



「何しょんぼりしてんだよ。また、夏に来ればいいだろ?」



「うん、そだね」




「帰るぞ」



歩き出そうとした瞬間、制服の袖を引っ張られた



「ねぇ、シュウ。私、今までのことも今日のことも、何があっても絶対忘れないから」




ハルは妙なことを言った