『休憩はいりまーす!』


スタッフの掛け声に、ぞろぞろと楽屋へ戻っていく。


『ふぁ〜あ疲れた。』


飯田 夏紀《イイダナツキ》


『家帰りてぇ・・・』


村上 冬吾《ムラカミトウゴ》

『むっちゃ暇やーん。』

岡山 秋斗《オカヤマシュウト》


『眠・・・』


渡辺 竜雨《ワタナベリュウ》



そして、そして。


『お腹減ったぁ〜』


作田 春馬《サクタハルマ》


『お前そればっかやん!!!』


・・・この五人は今人気絶頂の
アイドルグループ
『+1』のメンバーである。

『なぁ。春馬、』


『なんー?』


『そういえば、今日、笑美ちゃん来ーへんの?』


神谷 笑美《カミヤエミ》
春馬の彼女であり、のメンバーの妹的存在。


『んー。何かな、来る予定やったけど、追試やーゆうて泣いてたで。』


『春馬。それ答えになってへん(笑)』


『??』


そんな春馬の答えに冬吾が口を開いた。


『そーやんな、なんだかんだゆーて、笑美て中学生なんやもんな。』