「うん、あたしの前の席に…」
「…嘘!?」
「……あたし、席替えしたい」
ガシッと夕里の腕を掴んで
夕里にすがりつく。
この席であたしに
耐えろっていうの…!?
そんなあたしに夕里が困ったように
顔をしかめて。
「もう過去のこと、でしょ?」
優しい声でそう言った。
「そうだけど……」
「変に構えてちゃ、中山くんも居づらくなるじゃん。あんただけじゃないよ」
「う…、そうだよね」
気まずいのは、
多分あたしだけじゃない。
中山くんも
同じ気持ちかもしれないんだ…
────あたしのせいで。
「…嘘!?」
「……あたし、席替えしたい」
ガシッと夕里の腕を掴んで
夕里にすがりつく。
この席であたしに
耐えろっていうの…!?
そんなあたしに夕里が困ったように
顔をしかめて。
「もう過去のこと、でしょ?」
優しい声でそう言った。
「そうだけど……」
「変に構えてちゃ、中山くんも居づらくなるじゃん。あんただけじゃないよ」
「う…、そうだよね」
気まずいのは、
多分あたしだけじゃない。
中山くんも
同じ気持ちかもしれないんだ…
────あたしのせいで。