「その本…面白い?」


突然質問された。


「うん!すごくおもしろいよ!!」


これがなかったら痩せられなかったかもだしね!


「それはありがとうございます。」


そう言ってその子は教室を出ようとした。


「えっ…?あっ!あなたの名前は?!」


そいえばこの人の名前も知らないんだった!


「竹内奏(たけうち かなで)だよ。じゃあまたね、高宮さん」


“ガラッ”