「なぁ、壱夜~」

「あ?」


キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン


タイミング良くなったチャイムは
多分この時間帯だと3時限目が終わった
ってところだろう。


俺と神夜は何かある度、暇な時は
屋上に来てさぼる。


俺はともかく、
神弥もすげぇーガキの頃から頭がいい。

だから単位は成績で保たれていると
言っても過言ではない。

毎日朝学校に来てるし。
問題ねーよ。たまにはサボっても
という俺らの考え。


神弥はちいせー頃からのダチだ。
親友…ってヤツだろう。