谷川「佐野じゃん!!」

俺は反射的に名前を読んでしまった。

あ。やっちまった…。

??「おい、佐野っていう?あいつ」

??「お前なんであの子のことしってるのー??」


はぁ、やっぱいうんじゃなかった…


二人は俺の先輩。

平野優真(ひらのゆうま)と相田和樹(あいだかずき)だ。

女遊びが激しい二人はいつもいつも女をつくってあそんで今を楽しみ、将来困るタイプだ。いかにも笑

谷川「それはですね…」

ちょっと嫌な顔をしてる

うん、それは自分でもわかる

だって、この二人

佐野を遊ぼうと考えてるから(憶測)

なんかわかるよ、考えが

谷川「くら「クラスメイトです」

佐野は谷川をかぶせて応えた。


平野「へぇ!それより佐野ちゃんかわいいねぇ、絶対もてるでしょ?」


相田「もてるんじゃなくて、もててるんだけどな笑」


平野「あ、そうそう笑」


佐野「いえ、そんなことはありません。あと馴れ馴れしく佐野ちゃんなど言わないでください」


平野・相田「…唖然」


佐野はほかの部員へ挨拶をしにすたすた去っていった


(すげぇ、あの二人を黙らした笑
これはちょっとおもしろくなりそうだ…)


俺はそう深読みをしたのであった。