「はぁぁぁぁぁ…」
「どうしたのよ、そんな深いため息ついて」
今日は体育祭の次の日
学校は休みで、喜心が家に遊びに来ている
「昨日…優太に誤解された……」
「やっぱり…それで、何て言われたの?」
「それが…」
あの後、優太と屋上に行った
そして着くなり、こんな一言が
「花蓮の好きな人って…奏だったんだな」
「………え?」
「だってさっき応援してただろ?」
ああ…あれか…
「あのね、それは…その……」
「隠さなくてもいいよ
俺別にバラしたりしないし……応援、してるから……!」
そう笑顔で言って、屋上から去って行ってしまった
「それで、あたしどうすれば良いかわかんなくて…」
「……これまためんどくさいことになったわね………」
めっ………めんどくさい⁉︎
「喜心ひどい…泣」
「そう思うのは私だけじゃないと思うわよ?」
それはそれで悲しい………